12月の特別なお仕事

2010年12月18日

12月も半ばを過ぎ、もうすぐクリスマスですね。
現在アイザックエレメントでは、この時期恒例のクリスマスメニューづくりが佳境に入っています。
そういうメニューは業者がつくっているのでは? と思った皆さん。ええ、うちがその「業者」にあたるんですよ。

今年はいつもより少し数が少ないとはいえ、60冊つくるので時間もかかります。
記載の内容に沿ってメニュー本体をデザインして、それを出力して、中央にスジ押しを入れて、綴じ紐用の穴を1冊につき3つポンチで空けて、トンボでカットして、折ってと、ここまでが本体分。
その後外まわりのカバーでもポンチ穴あけ〜折り加工をして、それぞれを綴じ紐で組み合わせます。
聖夜を二人で過ごす恋人達のために、1冊1冊心を込めて…。と言いたいところですが、実際には組み立て中は「無の境地」です。こういった職人作業では、手が勝手に動いていく感じでしょうか。気がつくと10冊、20冊と仕上がっていきます。

ただ、綴じ紐の末端をきつく縛っていくことから、15冊目くらいから右手の中指と小指の側面が擦れて、痛いことになっていくんですよね。絆創膏を貼ると指の感覚が鈍るので、素手のままやりますが。

メニューは直接お客様の手にふれ、料理を選ぶよすがとなるものです。それはお店の信用を生むものでもありますので、無の境地でありつつも、美しくつくりたいと思っています。

今年のコラムでは、私は主にフォトグラファーとしてのコピーを書いてきましたが、こんな事もやっているんですよ。
さて、来年はT氏にも書いてもらいましょうかね。あちらはあちらで面白いことやっていますので。
ではまた来年。

<F>

県警大博覧会

2010年11月10日

あ、ちょっと目を離した隙にもう今年も終わりが見えてきましたね。
このコラムも最初のうちは2週間毎に更新していましたが、どうしたんでしょう?
まあ、最初に「ゆっくりのんびり更新」と宣言していますので、これが本来の更新間隔かも。(のはずないですよね…)

さて、現在横浜ではAPEC開催のため、どこもかしこも警官だらけです。
北海道警に始まり、青森、秋田、群馬、長野、静岡、愛知、岐阜…。まさに県警の大博覧会! 地方の警察官さんたちにとっては、横浜駅は複雑で大変そうです。どこぞのおばあちゃんが駅構内で道を聞いた時には、四苦八苦して案内していました。何事もなく終わることを祈ります。

で、今回なんでこの話を書いているかというと、そう、私は職務質問を受けやすいんですよ。元々どこの国の人間かわかりづらい顔立ちのうえ、ロケ日には巨大なトランクを転がしているもので。
カメラやストロボを入れるトランクは、巨大ですが旅行用トランクと同じ形なので割と大丈夫ですが、スタンド類を入れる長いタイプはどう見ても怪しい。お客様にも「ミサイルランチャーでも入っているの?」と聞かれたことがあるくらいですし。そういうワケで、ちょくちょく中身を見せる結果となります。
機材しか入っていませんので、見せるのはいいのですが、困るのはこれが何回か繰り返されること。1回中身を確認したら「このトランクは検査済」みたいなステッカーでもくれないかしら。

次回のコラム更新がおそらく年内最後でしょうかね?(私次第か…)
寒くなってきましたので、皆さんお風邪を召されませんように。

<F>

やっと秋が来たような…

2010年10月2日

すっかりご無沙汰してしまいました。
暑すぎる夏にくたばってしまったのか? と、ご心配もおかけしたかもしれませんね。すみません。
確かに今年の暑さは暴力的でしたが、元気でやっております。更新できなかった理由はネタ切れ、飽きちゃった、などではなく、ものすごく忙しかったからです。こんなご時世にありがたいことです。

そんななか(どんななかだ?)10月1日から31日までの1ヶ月間、7月にもご紹介しました小田急ホテルセンチュリーサザンタワーさんで秋のフェアが開催されています。
今回も私が料理写真を撮らせていただきましたが、とても美しく食欲をそそります。
地養鶏、魚、和牛に秋の食材を合わせた、シェフ渾身のコースに上質な国産ワイン…。うーん、おいしそうですね。もちろん私も下旬に食べに行く予定です。
(ちなみに、営業での写真のプレゼン時「料理だと撮影後に食べられていいねー」とよく言われますが、基本食べられません。食レポじゃないんだし)

食欲の秋がスタートです。
夏の疲れも流石にとれた頃でしょうし、おいしいものを食べに行きましょう。

COLORS of JAPAN 〜料理とワインが彩る季節
小田急ホテルセンチュリーサザンタワー(www.southerntower.co.jp
20F レストラン「トライベックス」にて10月31日まで開催中。

気づくと今年もあと3ヶ月、実は1日は18時間ぐらいしかないんじゃないかという気になります。
次回も何とか時間を見つけて、コラム更新がんばります。気長にお待ちくださいませ。

<F>

そこにいること

2010年7月20日

今でこそ仕事で料理やポートレイトも撮っている私ですが、カメラ屋でアルバイトをしていた二十歳の頃から、かれこれ二十数年撮り続けているモチーフがあります。(うわぁ、もうすぐ四半世紀か…)

「街のポートレート」と名付けているのですが、町歩きのさなかで見かけるちょっといいトコロやモノを、ちょっといい感じに撮る、ってものです。必ず人の作ったものが入りますし、距離感としても風景写真ではないのでカテゴライズしにくいのですが。

展覧会などで発表した際は「どうやってこういう場所を見つけるの?」とよく訊ねられますが、これは “ひたすら歩く” しかありません。町なか、路地裏、商店街に工場地帯と、ずっと歩き回って撮影しています。もちろん歩いているだけでは見過ごしてしまうものも多いので、キョロキョロしながら(側溝に落ちたりもしながら)。

いろいろな人の写真を見ても思うのは、やはり写真というのは “そこにいて、カメラを持っていて、それに気づいた” というだけで殆ど決まりだということ。どんなシャッターチャンスや撮影技術も、まずそこにいないことには始まりません。

皆さんがいつも通勤に使っている道すがらでも、写真に切り取ると素敵な場所がきっとあるはずです。ちょっと目線を変えるだけで、世界が変わって見えるかもしれませんよ。

<F>

ワールドカップよりも、ワールドビールフェア

2010年7月2日

今年も半分終わってしまいましたね。それでもって、いよいよ夏ですね。
エールファンの私としては、のどが鳴るところです。

イギリスのバスペール エールとか、ドイツのホルステンもいいですが、ハーブやフルーツを加えたベルギービールも大好きですし、バーレイワインなども(モルトビネガーと紙一重といった感じですが)バニラアイスと併せて飲むと最高です。

アイザックエレメント設立前からのお客様である、小田急ホテルセンチュリーサザンタワーさんでも、8月31まで「ワールドビールフェア 2010」を開催中なので、告知をかねてご紹介します。
(去年のフェアでは「ビールで世界一周してやる!」と息巻いて乗り込んだ私でしたが、結果は…。まあ一番のお客様の前で醜態をさらさない自制心は残っていました。今年は謙虚に残り半分を制覇します)

スタッフの方に今年のお勧め銘柄を訊ねたところ、まずは南アフリカの「キャッスル ラガー(数量限定)」とのこと。珍しさもさることながら、アメリカンビールに近い飲みやすさだそうです。
生ビールでは日本代表のエビス、エビス クリーミースタウトのタッグに対し、ベルギー代表のヒューガルデン ホワイトとベル・ビュー クリークの紅白ペアが激突と、最高のカード(?)が待っています。行かなくちゃ。

生ビール4種とボトルビール7+1種が存分に楽しめる人気のフェアです。高層階からの夜景を眺めながら、ホテルでビールもいいものですよ。新宿駅からすぐなので、皆さんもぜひどうぞ。

<F>

ワールドビールフェア2010
小田急ホテルセンチュリーサザンタワー(www.southerntower.co.jp
20F レストラン「トライベックス」にて8月31日まで開催中。

東京湾の無人島

2010年6月21日

横須賀の三笠桟橋からすぐの海上に見えている「猿島」。現在東京湾にある唯一の自然島なのですが、先日フォトハイクをかねて出かけてみました。

以前はまだしっかりと整備されてはおらず、私の高校時代などは友人達が無人島キャンプをしたり、元は軍の施設なので軍人の幽霊と対決(?)したりと、かなりサバイバル感があったようですが、現在は舗装路もしっかりしていて、綺麗な歴史探索路のようでした。ま、その代わりに島内の安全なところしか歩けなくなってはいますが。

またロケーションがいいんでしょうね。モデル撮影会も確認できただけで3グループあって、煉瓦の兵舎跡にメイドさん、機銃台座跡にはバニーさんがいらっしゃいました。
(コスプレをしていると、モデルじゃなくてキャラクター撮影会っていうんでしょうかね? ブルーやピンクの髪は補正が難しそうです)

全島をゆっくりぐるっと廻っても2時間弱ですが、8分程度の船旅もついていて、ちょっと目先の変わったフォトハイクとなりました。

そうそう、帰りには米軍基地前「ハニービー」のハンバーガーも食べてきました。ドアを開けると、店内にいらした米兵さん達の視線が一斉に飛んできてビビりましたが、味はなかなかでしたよ。

<F>

フォトグラファーは体力勝負

2010年6月1日

フォトグラファーと聞くと、ロケの時はどのように移動していると皆さんは思いますか? ボルボのワゴンに機材一式を乗せて、颯爽と?
残念でした。運転免許を持っていないのですよ、私も相方も。
となると答えはひとつ。晴れでも雨でも大型のキャリーバッグ(もちろんカメラ用です)をゴロゴロ転がして、電車移動です。
カメラやレンズ、ストロボを入れているバッグの重さが約23kg、加えてスタンドやカサ類のバッグが約15kgあります。
…わざわざ計って実際の重量を知ってしまうと、なおさら重いです。

これだけの重量ですから、移動は基本的に車いすの方と同じルートになるのですが、横浜駅はこのルートがどうにも整備されていません。
市営地下鉄からJR湘南新宿ラインの乗り換えをする時も、一番近いルートには1カ所短い階段がありますし、北改札から入ったところで、ホームに行くエスカレーターもエレベーターもないのです。なので再びぐるっと回って中央改札に向かう羽目に。
ちなみに湘南新宿ラインは成田エクスプレスとの共用ホームのため、時々顔を真っ赤にしながらトランクを引きずりあげている方を見かけます。

横浜駅は常に工事中の駅なのでいずれは整備されると思うのですが、早めにお願いしたいものです。
(ちょっと調べたところ、横浜駅は昭和3年に現在地に移設開業してから、現在までずっと何かしらの工事が続いているんですって。ヤレヤレ)

<F>

鎌倉を歩きながら

2010年5月14日

ある高校の写真部で指導のお手伝いをしていた関係から、私には人数は少ないながらも、広い意味での「教え子」と呼べる子たちがいます。
専門学校へと進学した中には春から2年生となり、就職活動を開始している子もいますが、ご多分にもれず厳しいとのこと。ゴールデンウィークに撮影会で会ったとき、鎌倉を歩きながらいろいろと話しました。

どんなことができるの? という私の問いに答えて、ある子は
「学校で習ったから、これとこれはできます、って言えるけど、本当にそれが社会でできると言えるレベルなのかが分からない」
と言います。

「確かに周りはみんな同じくらいのレベルだからね。でも、できるんだったら、できるってアピールしなきゃ。それに採用する側も、ベテランさんの “できる” と、新卒社員の “できる” のレベルが天と地ほども違うってのは、ちゃんと分かってるから大丈夫」

彼女がどの程度納得したかは分かりませんが、私ら大人だって今も “できる” のレベルを上げようと努力しているのです。若い人たちに追い抜かれないように、できるだけ先に進んでいなくてはね。

高校在学中は漫画と芸能人の話ししかしなかった(ように思う)彼女たちも、悩みながらも大人になりつつあるようで、嬉しく感じる一日でした。

<F>

コラム始めます。

2010年4月26日
サイトのオープンに伴い、コラムなんぞを始めてみることにしました。
ブログではなく、あくまでも一方通行の「コラム」や「おしらせ」コーナーです。
こういった企画を始める場合、最初のうちはがんばって更新するも、次第に間が開いてしまう…そんなケースが多いですよね。
ですのでアイザックのコラムは、はじめからスローペースで更新することにします。
ゆっくりのんびり更新しますので、よろしくおつきあいのほど、お願いいたします。
…あ、もちろん仕事はゆっくりのんびりではありません。ご安心くださいませ。
高梨智晴/藤江司人